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☆お知らせ

【シューズ】アディダスファイブテンとアンパラレル

2018/12/22

新ブランドの信頼性

最近とても質問の多いアディダスファイブテンの状況をまとめてみました。グッぼるスタッフはすべての製品を一度手に取り、履いたり、多くの時間をかけて確かめています。多種多彩なシューズを販売している実績も合わせ、かなり参考になるのではないでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますがアンパラレルはファイブテンの元工場が起こしたメーカーです。よってハードやソフトの面で「ねじれ」が生じていてシューズの信頼性が落ちてしまったと考えている方が多いと思います。たしかに不明点が多いと思いますが、総じて「良い製品を作る」努力を怠ってはいないことは間違いないと思います。当たり前なのですが、高い品質が要求されるクライミングシューズにおいて、素材や製造の管理やクオリティに疑いがあっては販売もできません。あらゆる情報収集に努めています。

ラスト(木型)について

ファイブテンで使用していた足型を決める木型(ラスト)は、工場の治具と呼ばれる専用工具に当たるため元生産工場であったアンパラレルが引き継ぎました。ただしその足型を作るノウハウや考え方はファイブテンにあります。大雑把に言えばハードはアンパラレルが所有、ソフトはアディダスファイブテンが継続、となっています。よってサイズ感などは元ファイブテンを継続すると言えます。アディダスは正確に言えば従来のラストで靴を作れません。ノウハウにより再現して木型を再作成することになります。よって多くの種類を作るより新型の開発を優先させて進化をアピールしたいのだと思います。ファイブテンらしさを前面に出すことで種類を減らし「らしさ」を加速させる計画でしょう。アディダスらしい戦略です。
アンパラレルは元ファイブテン工場であった強みを生かし、従来のラストを使った「継続ファイブテン」を実行。全モデル15種もの製品を発売しました。ですがシューズ名、デザイン、素材名などファイブテンで使っていたソフト面は一切使えません。グッぼるでは類似として販売店目線でフォローさせてもらいます。

ソールについて

あくまでメーカーの言い分ですが、ソールのゴム素材に関しては成分や工程はある程度の共有ができているとのこと。残りは管理クオリティと持続性に差が出てくるでしょう。ブランド名か品質コストか。どこにプライオリティを持って製品を作るのか。この差が性能に直結していく様に感じます。ここをトップダウンで行えるのであれば資金力にも負けない普及があり得ます。アンパラレルに関しては今まで以上の製品作りを心がけていました。今後、アディダスファイブテンが製品を出すまでは不明ですが、大手であるため資金力もあり管理コストはかけていると想像できます。良い製品を期待できるでしょう。

どっちを選ぶか迷っているなら

当面、ファイブテンのハイアングルに関して従来の製品と同じ品質をキープすると言い切っていますので2月末まで待ってください。その他はアンパラレルを試していただくことをオススメします。代替として一度履いてみてあまりシックリこない方も少数おられます。逆に前より良くなったと感じる方もいます。こちらのほうが多いようです。アディダスファイブテンのアレオンや新ドラゴンを実際履いてみた感じは今までにない丁寧で新次元の印象です。登ってみないとわかりませんが、70%の人は受け入れてくれると感じています。どちらも定着させるには時間がかかるかもしれません。ただ言えることはこの競争がクライミングシューズの進化や価格にプラスになっていることは間違いないと考えています。

2018/12/22
39商品
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