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【ケア】ぎっくり腰からの早期回復を目指して

村口2018/10/17

それは突然やってきた...

ゆっくりとですが順調に体重も落ちていき、ビショップツアー以来初めて60kgを下回りました。それに比例して登りも上り調子(洒落ではありません)。本格的に目標に向けてトレーニングを続けていた矢先、ソイツはやってきました...。ある朝起きた瞬間の出来事、腰に信じられない程の痛みが走りました。そう、ぎっくり腰です。

急性腰痛症(ぎっくり腰)

この悪夢のような痛みに悩まされた事がある人は大勢いるでしょう。アイツはいつでも僕らを狙っています。欧米では「魔女の一撃」とも呼ばれる事もあるらしく、関節のズレ、腰の筋肉の炎症、椎間板の痛み、椎体の骨折等、その原因は様々です。意外にも発症しやすい年齢は20代が多いようで、運動不足はもちろん、長時間同じ姿勢でいることで筋肉の負担に偏りが出て危険性を上げているようです。

急性期のつらさ

もう正直全くといっていい程動けません。ベッドから起き上がる事すら困難な上、何とか起き上がれたとしても立ち上がる事も出来ず這いつくばるように生活していました。もちろんグッぼるに出勤する事も出来ず、オーナー夫妻や他スタッフに迷惑をかけるなぁと思いつつ忙しい3連休を休みにしてもらいました。本当にありがとうございます。

急性期はとにかく痛みが出にくい態勢で圧迫してアイシング。足の下にクッションを入れていれば少し楽だったのでその姿勢でひたすら安静。食事やトイレ等必要最低限以外はほぼ動かず(動けず)過ごしました。くしゃみでもでようものなら激痛が...。一生このまま痛かったらどうしようと不安になりながら2日間を過ごしました。

3日目にて回復の兆しが

ぎっくり腰の圧倒的な痛みに若干精神をやられつつ3日目を迎えた朝。少し痛みがひいておりなんとか起き上がれるように。しかし鏡をみて腰の高さが左右明らかに違う自分の姿にショックを受けました。骨盤が左だけ異様にあがっており、歩くときもやたら右重心にしないと歩けません。とはいえやっとすこしでも動けるようになったので、店長のアドバイスどおり「安静にする」から「動かして治す」にシフトチェンジ。それからは無理なく動かせる範囲で原因と思われる筋肉をストレッチする事にしました。

原因の特定

いきなり急な力がかかったわけではないのでやはり日頃の慢性的な疲労が蓄積された結果「ぎっくり腰」となったように思います。下記のように腰痛に関係があると筋肉はかなり多くあります。

  • 腸腰筋
  • 大腿二頭筋
  • 大腿四頭筋
  • 腰方形筋
  • 脊柱起立筋
  • 殿筋群
  • 内転筋

この中で特に痛みが強くでたのが左の腰方形筋の辺りでした。腰方形筋は、姿勢安定に影響する筋肉です。腰方形筋は左右対象に付着しており、僕の場合この左側の筋肉が異常に硬くなり、骨盤の左右の高さの差が生じてしまい、骨盤の傾きを引き起こしたのも原因の一つだと思います。さらに腰方形筋は反対側の中臀筋と関係があるため、ここが硬いと痛みがでやすいようです。実際過去に右の臀部は重度の打撲をしており、その時から左に比べて明らかに動きは悪くなっていました。それも遠因になっているかもしれません。

また僕は立っている時は無意識に右重心になることが多く、休め姿勢をとっているようで右側の内転筋や内転筋、大腿筋膜張筋に過度な緊張状態を作り、中腰の態勢ではハムストリングを酷使していたのかなと。こう並べてみると原因は一つではなく股関節周辺の筋肉全てが腰痛に関係がある事に気付きました。

ドクターエアで関連箇所をほぐしながらストレッチ

ある程度やるべき事が分かったらあとは実践。ドクターエアを使いながら関連箇所をほぐしてストレッチ。腸腰筋、大腿二頭筋、大腿四頭筋、腰方形筋、脊柱起立筋、殿筋群、内転筋全てをゆっくりじっくりと。一つの態勢が長く続いたら合間にもちょこちょこストレッチを繰り返しました。自分ではなかなか解せない箇所は店長に踏んでもらったり。傍からみると異様な光景かもしれません...。その甲斐もあり、1週間後の岩場体験会にも回復が間に合い、お客さんの貴重な岩場の機会を不意にせず安心しました。まだ本気でトライするのは厳しいですが、順調に回復しております。
これを機会に身体への造詣をさらに深めて、同じように腰痛で悩んでいる人に少しはアドバイス出来るようにしたいと思っています。

実は良いことも・・・

動けない事も悪い事ばかりではありませんでした。動けなくて食事の量が減り、結果的に体重が58kgに。現在もキープ中です。シーズンインした岩場で登るのが非常に楽しみになってきました。

村口2018/10/17
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