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グッぼるユースプログレス講習。クライマーになるための心技体を学ぶ

村口2022/04/30

心技体の充実を目指す グッぼるユース プログレス講習

グッぼるにはユースクライマーのサポートの一環として由井辰美オーナーによるグッぼるユースプログレス(進歩・前進)講習があります。クライミングだけでなく心の成長の手助けも含めて色々なプログラムを用意しています。内容がある程度難しくなるのでユースの中でも高学年が主な受講生となります。「常識を超え、現状の外に意識を向けて、楽しみを追求できる大人になって欲しい。自らメニューを組み、楽しさに重きをおき、人と比較せず、目標を達成できるように育って欲しい。」それがこの講習の目的となります。今回はそんな講習内容を少し紹介したいと思います。

目で見て感じて体験する大切さ

ユース上級者への道として初めから「ある特定の時期」に適切な動作や知覚を身に付けておく必要があります。常にしなやかなキネティックチェーンを手に入れるにはコツがあります。講習用テキストもありますが「大切な事は言葉にできない」と感じており「目で見て感じて体験する」を実践し、現場にて個別に修正を行います。以下は基本的なトレーニングの一例です。

 基礎となるユーストレーニング

  • 最大トレーニング時間:18時間×20/年齢/週3日
  • トレーニングの割合:壁動作3:筋トレ1
  • ウォーミングアップ・・・壁トラバース10〜20分
  • ストレッチ・・・能動ストレッチ/ダイナミックストレッチ 10分
  • 壁動作トレ・・・ムーブ指導/3連続トライ/リバース/片手/エアリアル/V字100手/擬似ベルコン
  • 弱点克服・・・最弱のためのファンクション2種
  • 基礎サーキット・・6種6~10回3セット プル/プッシュ/腹筋/体幹/片足/懸垂/背筋
  • オールアウト・・・バー懸垂・指懸垂・スクワット・ジャンプ・アジリティ

体を鍛え自然と関わり心の成長を促す

上記の基礎トレーニングはフィジカルと技術の土台となるものです。ただこれだけではやらさている感が強くなり、本当の意味でのトレーニングになりません。由井氏自身が子供達と話し合い、意見を聞いてそれぞれの個性を尊重しながら必要な事を考えて実践していきます。その話の方向性によっては予定していた講習内容を180度変更することもあります。それぐらい子供達それぞれに必要な事は違っています。自らで考え、行動出来るように育てるのは本当に難しい。それは大人の人程よく分かるのではないでしょうか。その中で特に印象に残った内容を少し書き出してみました。

メンタル面でこれまで取り組んだ内容

  1. 毎回2%頑張るためには「コンフォートゾーン」が大事。大きな目標を持つ!今の自分が追いつこうと脳が勝手に判断するようになり小さな挫折に心が折れなくなる
  2. 先月のトレーニングを1か月どう頑張ったか?例えば50%の出来→この50%をどう捉えるか?「50%も頑張った!私すごい!」というプラスの思い込みが大事。できた事を肯定するとより先に進みやすくなる。コンフォートゾーンに入っていると脳の活性化は5割増し
  3. 常にクライミングに集中できる環境を自分で作る。出来る環境を作れていないのを人のせいにしない。
  4. コンフォートゾーンについて環境を整える。ゴール(現状の外/コンフォートゾーンの外)を高くする事で低い小事は気にならない。
  5. コンフォートゾーンに入り易くするには? ︎時間配分=好きな事70:嫌いな事30 ︎
  6. パニックゾーンを減らす為にラーニング(練習/学ぶ)ゾーンを増やす
  7. 学ぶ/練習する人は不安がなく自信が身につく ︎
  8. 絶対比較で自分を評価する(相対比較しない)「井の中の蛙大海を知らず」上を見るのではなく広く見る。ゴールを高く抱く
  9. クリエイティブに言い訳をする(クリエイティブアボイダンス)自分に対して→ゴールに辿り着いた時のリアルな自分を想像する、思い込む
  10. 「とりあえず」は避ける
  11. 出来る事を楽しくやる
  12. ジムで大勢の大人達の助けがあって登れている事を知っておく。親だけではない
  13. 戦略的(ストラテジー)クライミングを実践大きな目標(ゴール)に向かって長期的な計画を立て実践していく(5段を登るために必要な事をやる等)
  14. 人に影響を与える→権威と信頼性と専門性を持つ
  15. 「これができたら成長できたな」と思える課題に挑む
  16. クライミングに大切なこと 1、考え方 2、やる気 3、才能
  17. スタンス=生き方 自分の人生の中のクライミングと他を受け入れる許容性/多様性
  18. クライミングは稼ぐ為じゃなく幸せの為,自分の幸せのために自信を持って登る
  19. 与えられた環境、人間関係、健康、楽しみ。全てを満点にするためにクライミングをする。戦地ウクライナ選手は戦争中でも登っている→今の自分がやれる事を精一杯やる
  20. ジェンダーの違いを理解し合う
  21. アスリートとは体を作り運動/スポーツすることで自分を表現出来ていて人に認知されている。
  22. クライマーとは岩で成果を出す人。

フィジカル面でこれまで取り組んだ内容

フィジカル面ではクライミングのトレーニングをしっかり自分で理解してメニューを決める事が出来るように講義。内容は少し難しいですが、彼らの吸収力は本当に凄いの一言。難しすぎるかな?というテーマでも、柔軟な子供たちは彼らなりに聴く耳を持ち理解しようと前のめりで喰らいついてきてくれます。思春期に差し掛かるユース世代には、登って強くなること以上に心もケアし育みサポートしていく事も重要。上手くいかなくても、上手くいくまで考えて行動して実践!を繰り返す。これがとても大事だと思います。

  1. 自分の弱点を分析して知る最も弱い輪の法則→輪の弱点を強くすれば輪の全体を強くする事になる(1番理想の難しいムーブで登れる努力をする)
  2. 等尺性/アイソメトリック静的 リードクライミングで多用
  3. 等張性/アイソトニック動的 ボルダリングで多用
  4. 等速性/アイソキネティック速く動く スピードクライミングやランジで必要           
  5. 「登る」力の基本をいつも鍛えておくクライミングスタイルは多種多様。どのスタイルでも通用する基礎を。
  6. プラトーは全員が共通の悩み練習しているのに上手くならない状態なぜ起こるか?→順応し負荷が足りていない起こさない流れ→プラトーに気づく、負荷を変える、あげる
  7. 筋持久力(パワーエンデュランス/登攀力)を上げる
  8. フォーム(リフォーム/変なクセがついていないか?)を見直す。振る、立ち込む、ぶら下がる
  9. これまでと違うトレーニングをする(プログレス)
  10. 上手い人の動きを観察。ホールドに対して直角か腰と壁との距離感スピード感(アイソキネティック)腕を伸ばす(遠心力をうまく使う)
  11. 先行動作ムーブの後どうなるか予測する。(振られそうなら先に振っていく等)
  12. リードはパンプしないように登り切るコト! ︎(上手く登る、持久力をつける)
  13. トレーニングにおいての意識の持ち方 ムーブに正解はない。何故落ちた(登れない)のかを常に考える。マイナスの要因を探る。原因を取り除き進める。
  14. 血管の太さ、柔らかさの向上→心臓から酸素を送る量を増やす血管の内側(壁)を薄くする
  15. 良く運動する→乳酸とNO(一酸化窒素)が出ることに慣れるクライミングは乳酸閾値が最も高くなるスポーツ
  16. パンプ対策が上手い=クライミングスキル向上
  17. パンプしたなーと思ってからの登り込みが大事→むしろそれを楽しむ
  18. 二の腕のお肉が揺れるように腕を振る
  19. 肩が抜けるくらいのワンシェイク
  20. テレビを見ながらレスト&シェイクの練習
  21. ホールディングの違い
  22. 伸ばすトレーニング(エキセントリック)スティックトレーニング持久トレーニング1年以上は続けること
  23. 縮めるトレーニング(コンセントリック)岩で重要
  24. アニマルイメージ自分にない登り方を実践してみる
  25. 立ち幅跳びいつも測る

クライミングにおける思考力の重要性

迷う、悩む 、考える、の全てを戦略的に実行する。行動するための思考が身についていれば、自ずとやるべき事は自分で見えてきます。誰かに言われたからやってるのでは、やる意味がありませんし、やらなくてもいいとさえ思います。その一番重要な思考力を鍛えるには最適な講習。子供にそんな事いってもと思う人もいるかもしれませんが、頭も体も柔軟な子供達は大人が思っているよりちゃんと理解してくれています。自分の弱点を聞かれた時、彼らは指摘されるまでもなくそれに気づいています。それを言葉に出し、書く事で理解もより深まります。可能性しかない彼らの今後の成長が非常に楽しみです。常に考える人間(クライマー/アスリート)にこそ未来が開かれます。

小さいお子様向けの「グッぼるキッズ」も少人数を受付中

クライミングを初めて間もないキッズクライマーはグッぼるキッズ・キッズをご利用ください。もちろん普通に通って頂いても上達に合わせてアドバイスはいたします。気軽にお声がけください。 

グッぼるキッズ

グッぼるキッズは5歳〜12歳の初級スクール。グッぼるキッズはクライミングを始めたばかりのお子様から参加できる新しいボルダリングスクール。クライミングを通して思考力と運動能力を鍛えましょう。まずは基本的なルールと準備運動。ジムには大人の方もたくさんいます。“マナーを守る”ことで自主性や責任感が育まれ精神的にも成長できます。クライミングに必要な技術や動きを楽しみながら身につけていけるようサポートします。
※従来のグッぼるキッズは「グッぼるキッズPlus」に変わりました。
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グッぼるキッズPlus

グッぼるキッPlus(プラス)は、基礎的なクライミング技術をベースに次ステップを目指すキッズプログラム。専門的な能力をさらに伸ばすことが目的。コンペや岩での成果を上げる事ができます。ゴールデンエイジとして成長し、練習量に比例してトップクライマーの仲間入りを目指します。
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村口2022/04/30

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