クライマーに知って欲しい日本のクライミング史。70年代からオリンピックまでの歴史とそれに伴う日本のクライミング。裏山から世界へ。ついにオリンピックまで。少し変わった若者たちの登りたいという想いから始まった流れ。ゆるくて苛烈なニッポンのフリークライミングを1冊に。
「フリークライミング」の日本での源流は70年代に住宅街の裏山から自然発生したものだった。
いい年して石にかじりつき続けた若者たちは世界のクライミングに追いつこうと、小川山や城ヶ崎を経てアメリカ・ヨセミテ、ヨーロッパと世界へ羽ばたく。くだらなくてワクワクするような若者たちの青春と交差する壮大な日本「フリークライミング」の流れを描く唯一の歴史書。
本書は2004年に刊行された『我々はいかに「石」にかじりついてきたか』(東京新聞出版局)を復刻。
日本のクライミングが世界で認められ始めたばかりの刊行当時から、この18年間で新たに刻まれた歴史も振り返る章を加筆し、現代の日本のクライミングを知る一冊に。
付録には季刊誌『ROCKCLIMBIN』に連載された「紀元前のフリークライミング」を掲載し、クライミングへの理解を深めることができる。
▶内容
1 フリークライミング事始め
ごく自然発生的なフリークライミングの始まりと、そのナレソメ
有史前のボルダリング “ハードフリー“降臨
それで結局、何をする? ルーモア・ハズ・イット
2 フリークライマー誕生
愛と青春の旅立ち、カリフォルニアの日は翳る、太陽の季節、クライミング・ジャーナル創刊
3 グローイング・アップ・80’s
どこにいったい壁がある? 私、一本指懸垂、できます、タイム・イズ・オン・マイ・サイド、外タレさまざま、フリークライミングという場所、郵便物はタープの下へ、ソリッド・ステート・サバイバー
4 時代は変わる
フリークライミングからスポーツクライミングへ、平山裕示登場/再びアメリカへ、石灰岸壁のアスリートたち、コンペディションの趨勢、それを喜ばない人もいるってことだ、大航海時代、クライミング・ジャーナル休刊
5 私は「クライマー」です
哀愁のヨーロッパ、人口壁時代の幕開け、『岩と雪』休刊、クライミングの光と影、ヤキがまわるのはいつか?、ブーマー達の荒野、世界はどこにある、再び山へ
6 終章??再版に向けての少し長いあとがき
7 付録 紀元前のフリークライミング
著者 菊地 敏之
-1980-176973767
我々はいかに「石」にかじりついてきたか ※ゆるくて苛烈な日本のクライミング史 ※クライミングの魅力満載 ※メール便98円
1,980円
合計在庫
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