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魅力的なクライミンググッズしかない「eyeCandy」はどのようにして生まれたのか。

村口2022/05/26

ハンドメイドのクライミンググッズ・チョークバッグブランド「eyeCandy」

日本におけるクライミングのハンドメイドといえば、やっぱり「eyeCandy」。使いやすさやデザイン、機能性にこだわり、型紙から時間をかけてひとつひとつ練り上げて製作しており、その品質の高さは折り紙付き。生地の仕入れも毎回現地に足を運び、実際に見て気に入ったものだけを厳選して使用しているコダワリぶり。そんな「eyeCandy」がどのようにして生まれたのか少し紹介出来ればと思います。

「eyeCandy」誕生秘話

上の画像は「eyeCandy」の元祖モデル。この時からすでに高いクオリティを保っています。製作者である徳盛イバン氏にブランド誕生秘話をお聞きしました。以下、徳盛 イバン氏原文となります。

ー eyeCandyができるまで ー

製作者 徳盛 イバンは来日して今年で20年が経ちます。

ペルーの大学在学中にクライミングを始め、日本語もほとんどわからない状態で来日しましたが、持ち前の陽気さと登ることが大好きだというクライミング熱でクライマーの友達がすぐにたくさんできました。また、幼い頃からものづくりも好きで、いつも馴染みのジムのショップでクライミングシューズやチョークバッグなどがどのように作られているのかじっくり眺めるのも好きな時間でした。

ある日、「これを自分が使っていたら絶対目立つぞ!」と思えるチョークバッグに出会い、使い始めました。使い始めていくなかで、もっとこうだったら使いやすいのかもしれないと思うようになり、突然自分で作ってみよう!という思いが湧きだし叔母からミシンを借りて生地を買って見よう見真似で作ってみました。

もともと大工をしていた父の手伝いをよくしていたので、手先は器用で何かを作るということも好きだったのでチョークバッグを作り始めたら楽しくて楽しくて止まらなくなっていました。

初めての裁縫だったので、生地もどのくらい使うのかわからず大量に購入してしまい、あふれるものづくり欲でたくさんのチョークバッグを作りだし、自分の物だけでなく当時通っていたジムの仲間にもプレゼントしていました。

作り始めてから間もなくして、鳩の巣ボルダーの公開イベントが行われるということで、参加者へのサプライズプレゼントとしていくつかチョークバッグを作って欲しいと頼まれました。その時はまだブランドネームもなく、織ネームも付いていないチョークバッグでした。

そのイベント時に山梨のクライミングジム  ピラニアのオーナー山森さんの手に渡り、チョークバッグを気に入ってもらったことがきっかけでショップでの販売が始まりました。

そこからあれよあれよと噂が広まり他のジムからもチョークバッグが欲しいというお声をかけていただき、eyeCandyが誕生しました。誰にも型紙の作り方やミシンの使い方、縫い方など教わっていませんが、作りたいという気持ちとものづくりが楽しくてたまらないという思いがあふれてここまでやってきました。
今もその気持ちがずっと続いています。

eyeCandyを作り始めて10年以上が経ちますが、作り始めた当時のチョークバッグを今でも大事に使っていただいている方もいらっしゃるので、とても嬉しく思います。

これからも長く愛されて使える製品をていねいに作り続けていきたいと思います。
(画像は10年ほど前のものです。eyeCandyの元祖となるチョークバッグIDOLです。さすがにタグの付いていないチョークバッグの画像はありませんでした・・・。)

徳盛氏の人柄が伝わってくる話でした。過去から現在に繋がる歴史を知る事でより「eyeCandy」に深い愛着が湧き、今自らが使用しているチョークバッグも長く大切に使用していこうと改めて感じられました。大切なブランドヒストリーを話して頂き、ありがとうございます。この場を借りて徳盛氏に感謝を申し上げます。

チョークバッグだけじゃない!豊富なオリジナルグッズをご紹介!

「eyeCandy」といえばチョークバッグのイメージを持っている方が多いと思います。実際クライミング・ボルダリング用のチョークバッグをメインに製作していますが、クライミングギアにおけるファンクションとルックスを共に持ち合わせたクライマーにとって理想的なモノづくりを目指し、どんな年齢や性別、クライミングスタイルにも関わらず、すべての人が持っているとワクワクできるギアを数多く製作。その中でも代表的なものをいくつか紹介したいと思います。

一点ものにこだわり続けた個性的な PRINT CHALK BAGS シリーズ

「eyeCandy」の代表作であるプリントチョークバッグは一点ものにこだわり続けて個性的なチョークバッグ。和柄や動物柄、ポップ柄など同じチョークバッグでもそれぞれに雰囲気がガラリと変わります。ボディの生地はMade in Japanの倉敷帆布を使用しており、強度・耐久性に優れ、糊付がしっかり施されたタフな素材ですが、使い込むことで味わい深い風合いになります。自分だけのチョークバッグを育てたい人クライマーにオススメ。

小さくまとまり、軽くて、強いのに超丈夫! TYVEK CHALK BAGS シリーズ

紙のように薄いのに丈夫なタイベックを使用したチョークバッグ。化学防護服にも使用されるタイベックは高密度ポリエチレン100%の強靭で耐久性のある不織布。紙のような布のような特性を併せ持ったとても軽くて透湿・防水性能も有した優れものです。外部の水分をブロックし余分な湿気は外へ排出する画期的素材なので、チョークの質も保て便利。めちゃくちゃ軽いので荷物を極力減らしたいという方にもとてもオススメ。「eyeCandy」の中でもダントツ人気の理由は形の良さと使い勝手でしょうか。使うと分かる最適感は的確サイズと軽量携帯性と無駄のないシンプルデザインから来るもの。大人から子どもまで様々なチョークバッグを使った人にこそ手に取って欲しいシリーズです。

シルエットが最高に可愛い KLIBO!

シルエットが可愛すぎる、大容量30Lの2WAYトートバッグ。ガバッと広く開けられるので荷物の出し入れもスムーズ。荷物を整理できるように外側にポケット2つとファスナーポケットも完備。サイドにはボトルなどを収納できる2つのメッシュポケットまで付いていて超便利。開口部はさり気なくダイニーマのコードでクライマー仕様のタフさ。ジムバッグとしてだけでなくタウンでもかなり重宝します。カラーも五色選べるので自分の好きなものが見つかるはず。

小物が迷子にならない BREEZE CASE!

強度と撥水性、軽量性に優れたコーデュラ生地を使用したコンパクトケース。強度や撥水性、軽量性に優れたコーデュラ生地。これなら岩場で少々擦れても安心です。ヘッドランプやテーピング、ハンドクリームといった小物をまとめておけるサイズがかなり便利。しっかり自立する形状と生地が使いやすさも叶えます。ヘッドランプやテーピング、ハンドクリームなどバッグの中で迷子になりがちな小物類がすっきりまとまられます。コンパクトなちょうどいいサイズ感なので何を入れてもいい感じに綺麗にまとめられます。

お気に入りのアイテムがあればクライミングがさらに楽しくなる

ここまで「eyeCandy」の魅力的な商品をご紹介させて頂きました。普段のクライミングでもお気に入りのグッズがあるだけで気分が上がるというもの。どの製品も個性が光り、日常のいつでもどこでも持ち歩ける機能性とデザインと耐久性を携えたものばかりで、プレゼントにもピッタリなものばかり。「eyeCandy」ならアナタのお気に入りアイテムがきっと見つかると思います。

村口2022/05/26
36商品
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