問合せ
ショップ ジム ブログ+ エステ ログイン
0 カート
☆ブログ

【知識】ボルダリングとクライミングの歴史は - 中級者向けに道具やルールも解説

2025-03-31

クライミングは主にボルダー・リード・スピードの3種類。もとはもちろん岩山を登るために発達

2021東京オリンピックではボルダリングを含めて3種類のクライミングが追加されたことで注目を集めました。テレビやYoutubeで見る機会も増えたと思います。でも。ボルダリングとクライミングがどう違うのか、どんなものでどんな歴史があるのか、を疑問に思う方も増え、質問される事も増えてきました。

ただし、情報は他のスポーツに比べると割と少なく、正確に歴史などからボルダリングやクライミングを解説しているサイトが少ないのは「やっていくうちの理解していくもの」と考えている先輩方が多いからです。それは、クライミングが危険な岩山を登るためにあるため「自己責任を重んじるスポーツ」であるからなんです。そのあたりも含めながら文書にしてみました。

ボルダリング(ボルダー)はクライミングの一種

ボルダリングとは、ロッククライミングを本質的に分解したものです。ロープやハーネスを使わず、安全マットの上にクライミングシューズとチョークを入れた袋を置いて、バランス、テクニック、体力、頭脳を駆使して、短くてもトリッキーなボルダリングの「課題」(ルート、または一連の動き)を登っていきます。高度な経験や高価な道具は必要ありません。安全のためにマットを使用し転落の危険性を管理することで、装備ではなく登りに集中することができます。

自分と岩だけに対峙できるピュアなスポーツではありますが、地面にいる仲間があなたを後押し、達成感を共有できることが楽しみとなっています。これを全天候型にし人工的に難しい登り方を作り、練習して岩に挑む方法が、スポーツクライミングにおけるボルダリングとなります。ボルダリングジムは難しい岩を登る人たちのよって発展していましたが、現在はオリンピック競技にまで進化し、岩に行かないクライマーも増えているようです。ボルダリングのルーツはパリの南にあるフォンテーヌブローが言われ、今でも聖地として多く課題が誕生しています。

リードクライミングはボルダリングより先輩

リードクライミングもクライミングの一種です。高山を登るために途中の岩壁を攻略する手段として発達し、今では岩の部分だけを楽しむスポーツとして定着しました。ボルダリングよりエキサイティングで十分な高さを登ります。それが大きな威圧感を与えるほどの高さではありません。ロープ使うことにより転落の危険性を管理することができ、道具や技術を駆使すれば一本のロープで頂上に立つことも可能ですので、達成感は登山のと同じかそれ以上となります。ただし通常は2人以上で登ります。1人が安全確保のために下でロープを管理、1人がロープには頼らず自分を固定できる場所まで登ります。

これを繰り返すのですが、操作技術と経験がないとこのシステムをマスターできません。よって、より難しいルートを登るには、人工壁で確保技術と登る技術の療法を繰り返し練習します。この人工壁部分が発達してオリンピック競技にまでなったものがスポーツクライミングにおけるリードクライミングとなります。リードクライミングのルーツはヨーロッパアルプスにある岩山で、フランス、イタリア、スイスで生まれ、カナダ、アメリカで進化し、その後、世界中で人気となり、新しい道具やシステムが開発され続けています。

 

スピードクライミングは競技のみで他の2種類とは異質

スピードクライミングは岩での競技は存在しません。いわば人工クライミングとなります。よって適しも浅く、競技人口も少ないため、あまり知られていません。時間を測る装置と指定されたホールド、それを指定された壁に、指定された位置と角度にセットし、それをできるだけ早く登ります。練習方法は、16mある高さをいくつかに分割し、セクションごとに練習し、動きや筋力を向上させ、タイムを縮めていく、純粋にフィジカルスポーツとしての要素が強いため、ロッククライマーからは人気がありません。よって専門的に練習していく選手が誕生しています。

2024年パリ大会ではスポーツクライミングとは切り離され、スピードクライミング単体でメダルが取れるようになります。よってスポーツクライミングはボルダリングとリードクライミングの順位をかけたものの少ない人が上位となるようです。トレーニングじゃほぼ陸上競技の短距離走のように足と胸の筋肉の強化が主体となりますので、コーチは短距離選手が多いのが現状です。

クライミングはとても社交的で完成されたスポーツ

クライミングの醍醐味の一つは社交性にあると考えています。特にボルダリングは壁の前に人数を制限する必要がなので、何人かで一緒に登り方を考えることが楽しみの一つとなっています。一緒に課題を解決するセッションと言われる時間を楽しみにしているクライマーも多くいます。一人でやってみて失敗する前に「どうやったらもっとうまくできるか」をみんなで話し合うことが主体となっているスポーツなのです。リードクライミングでも同じように経験を通して言葉や記憶で登る楽しさ、攻略する方法などをセッションすることで、次回の登りに期待を見出し、それがモチベーションとなります。そうしているうちにみんな、岩であれジムであれ、常連さんと知り合いになり、より良いそしてより強いクライミングのヒントを教えてくれるようになります。社交性の向上とともにハードコアなクライミングを体験できるようになります。

それはとてもフレンドリーな雰囲気を醸し出しより幸せなクライミングライフへと繋がります。コンペのような特別なイベントが小さなお祭りのように感じることができるようになれば一人前のクライマーの仲間入りです。

クライミングは体と心を鍛えるウェルビーイングな筋トレ

クライミングは腕だけでなく、体のすべての筋肉を使用して行う合理的で偉大な物理的に優れたトレーニングです。コアの強さと柔軟性の高さはあるのに越したことはありません。しかし、他のエクササイズと違い、みんなで登るセションはとても楽しいため、次の日に目が覚めるまで筋肉痛になるほど運動をしたことに気づかないかもしれません。クライミングが体格にどのような効果をもたらすかを知るには、インターネットでロッククライマー達の動画や写真を見るだけで納得できるはずです。そして彼らのようにクライミングを上達させるには筋力だけでは不十分なんです。とにかくフォームを考え、握り方を工夫し。みんなと楽しんで登ることが必要となります。

様々なボルダリングの課題を登る方法を考え、いくつかの異なるテクニックや試し、最終的には課題を登り切ることにすべてを注いでしまう日が来るでしょう。このようにクライミングのセッションは、ストレスを忘れさせ、最後にはスッキリとした気持ちにさせてくれます。登る行為には相当なマインドフルネスがあり、相当なウェルビーイングを知ることがことができます。

とにかく登ってみよう。初めてのボルダリング

初めてボルダリングを体験される方は、たった数回で普段あまり使わない筋肉を鍛えていくことで、クライミング能力が大きく向上していくことを簡単に実感できます。難易度の高いグレードに慣れるには少し時間がかかりますが、その段階になると誰もが夢中になるのは間違いありません。多くの楽しみのためにぜひクライミングを継続できる環境を作って欲しいです。

ボルダリングに必要な3種の神器

ボルダリングに必要な装備は主に3つ。クライミングシューズ、チョーク、クラッシュパッドです。

クライミングシューズ

クライミングシューズはほぼ海外製のため日本には在庫が少なく欲しい物を手に入れにくいのが現状です。さらに足型も全員が違うためサイズだけで決めることはできません。小さいホールドに乗り込む立ち込むにはそれなりにフィットしたシューズが必要となります。それを踏まえて自分に合った靴を見つけるのは至難の技。何年もかかる方が多く、クライミングの種類によって履き替える必要があります。よって在庫の多い実店舗にてフィッティングをするか、通販にて無料交換をしてもらうのが近道となります。ちなみにグッぼるは店舗に500足の在庫、通販は何度でも無料交換が可能です。
クライミングシューズ

チョーク(チョークバッグ ブラシ)

チョークは手の汗を吸収し摩擦力を上げるために指先につけるものです。チョークバッグに入れてすぐに手につけられるように腰やそばに置くようにします。これも個人の好みがあり、乾燥しすぎて余計に滑る人や、成分によっては手荒れの出る人、岩に優しい新商品を選ぶ人、など様々です。みんさん色々使って好みで選択されます。チョークバッグはチョークを入れるだけでなく、ブラシを収納したり、鍵やテーピングなどの小物を収納したり。そしてデザインから個性を表現するアイテムにもなっているため、多くの種類が毎年発売され、選ぶ楽しさもあります。ただし、一番は機能重視で選ぶことをおすすめします。使いにくいチョークバッグはほんとにイライラしますから。それはチョークを掃除するためのブラシも同じで、ブラシの部分の密度が高く、しっかりチョークを落とせるかが最優先。その次にカスタムブラシなど個性的なものを選ぶようにしましょう。
チョーク(チョークバッグ ブラシ)

クラッシュパッド

クラッシュパッドは岩場に行くようになると必ず必要です。落下したとときの安定感は捻挫のリスクさげてくれます。クライミングの怪我の7割が足首の捻挫や脱臼と骨折と言われています。それを軽減するためにいろんな素材を組み合わせ、衝撃吸収をしてくれるのがクラッシュパッドです。選ぶ際は大きさと重さのバランスも重要。重すぎれば岩に行くまでにバテてしまいます。小さいと落下ポイントをカバーできません。この選択はとても悩むところですが、仲間を作り、セッションを目的としたボルダリングであれば数枚のクラッシュパッドを共有できるため安心です。孤独を好むボルダラーが1人で4枚担いで岩に行く風景にも出会いますが、頭を打つなど意識を失う可能性もあるため、できるだけ一人の行動は避けたいものです。
クラッシュパッド

ボルダーとリードのルールの違いが面白い

ボルダーとリードのルールの違い

ボルダーの基本

ボルダーとは、ロープを使わずに高さ4メートル以内の壁を登る競技です。短距離のスピードと正確な動きが求められます。ボルダーは、クライミングジムや屋外岩場で楽しむことができます。比較的短時間で挑戦できるため、初心者でも気軽に始めやすいのが魅力です。

リードクライミングの特徴

リードクライミングは、高さのある壁をロープを使って登る競技です。ロープは安全確保のために使用され、高い壁に挑戦することができます。リードクライミングでは、持久力と戦略的な動きが鍵となります。ルートの選び方や登り方によって難易度が大きく変わるため、自分のレベルに合わせた挑戦が可能です。

歴史と発展

競技の発展

スポーツクライミングは、1980年代から本格的に競技として発展し始めました。1990年代には、世界選手権が開催されるなど、国際的な競技として認知されるようになりました。2016年には、国際オリンピック委員会(IOC)によって、2020年東京オリンピックの正式種目に採用されました。オリンピック種目として採用されたことで、スポーツクライミングは世界中で注目を集め、人気が高まっています。

ルールの変遷

クライミング競技のルールは、選手の安全性を確保しつつ、スリリングな競技性を維持するために進化してきました。初期のクライミング競技では、自由なスタイルで登ることが許されていましたが、安全性の問題から、ロープの使用や安全確保のルールが制定されました。また、競技の公平性を保つために、ルート設定や採点方法も進化してきました。現在では、国際的なルールが整備され、公平で安全な競技環境が整っています。

ボルダーの魅力

短時間勝負のスリル

ボルダーは短期間での課題解決が求められ、スリルと緊張感が楽しめます。限られた時間の中で、いかに効率的に課題をクリアできるかが勝負となります。そのため、集中力と瞬発力が鍛えられます。また、短時間で達成感を得られるため、モチベーションを維持しやすいのも魅力です。

多様なムーブの魅力

ボルダーには、様々なムーブが組み合わされています。足の使い方、手の使い方、体のバランスなど、様々な技術を駆使して課題をクリアしていくことができます。創造的なムーブが多数存在し、自分のスタイルで挑戦できます。同じ課題でも、人によって異なるムーブで登ることができるため、飽きないで楽しめます。

リードの魅力

持久力と戦略性

リードクライミングには持久力と経路を読む戦略性が必要です。高い壁を登るには、体力だけでなく、ルートの状況を把握し、効率的な登り方を考える必要があります。そのため、体力、精神力、戦略的思考力を総合的に鍛えることができます。

心の強さが鍵

リードクライミングでは、高い壁に挑むため、恐怖心や不安を感じる場面も少なくありません。競技中の心理的な焦りをどうコントロールするかがパフォーマンスに影響します。高い壁に立ち向かうことで、心の強さを養うことができます。

成功のためのポイント

技術の向上

技術を習得し、異なる課題に迅速に対応できるようにすることが重要です。基本的な登り方やムーブをマスターすることで、より高度な課題に挑戦できるようになります。また、様々な課題に挑戦することで、状況に応じた適切な技術を身につけることができます。

メンタルの鍛錬

強いメンタルは、勝利を掴むための重要な要素です。目標を達成するためには、困難な状況にも立ち向かう強い意志が必要です。練習を重ねることで、自信をつけ、困難な状況にも冷静に対処できるメンタルを鍛えることができます。

まとめ

ボルダーとリードは、異なる魅力を持つスポーツクライミングの競技です。ボルダーは、短時間でスリルと達成感を味わいたい人におすすめです。リードは、持久力と戦略性を鍛えたい人におすすめです。どちらも戦略や技術を駆使して楽しむことができます。自分に合った種目を見つけて、挑戦してみましょう!

84商品

84商品

関連する記事

ソールエナジー