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【スタッフ】土谷の印象深かった「二段」三選

土谷2022/03/02

印象深かった「二段」三選

岩にのめり込み始めたのはおよそ三年前の冬。当時打ち込んでいた瓢のスズメバチを完登し、その充実感と達成感に魅力されどっぷりとハマりました。気付けば登った段数が百段に到達、その中でも二段の完登数が21本と最も多く、エリアやバリエーションも豊富でした。そこで今回はスタッフ土谷の印象深かった「二段」三選と題して、登った岩をご紹介していこうと思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。

きなこ 瓢ヶ岳

まず一つ目にご紹介するのは瓢の上流エリアにある「きなこ」。可愛らしい課題名に似合わずとにかくワルい!これまで登った二段の中でも群を抜いて難しいと感じました。岩は130~140度程度の強傾斜で、主に外径したホールドを向きのワルいフットホールドで抑え込むボディで耐えるパワフルな内容。どちらかというとジムっぽい課題で特に後半のスローパーピンチをマッチするパートはかなりストレス、最後のリップへ跳び出す一手も緊張感があり落ちどころ満載です。中々繋ぎきれずに5時間が経過し、ラスト一回ダメ元でとりついたトライがうまく繋がり完登。最終的には足が切れても、ただ耐えるというゴリ押しムーブと気合で押し切りましたね(笑)。結果的に一日で登り切ることが出来ましたが本当にギリギリの内容で、正直二段にしては難しすぎると感じた、そんな課題でした。

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ゴンザレス 一ノ瀬

続けてご紹介するのは三重県は一ノ瀬ボルダーの「ゴンザレス」。昨年末に登ったまだ記憶に新しい課題。岩を真っ直ぐに登っていく爽快さと、多彩なホールディングとムーブが面白い!噂通り登り応え満点の岩でした。特に印象に残っているのはホールディングの重要性。5手目のデッドムーブで止める一手が中々うまくいかずに苦戦していましたが、跳び出す時の右手(支点)のホールディングをピンチからタンデュに変えた途端に成功。再現性もバッチリで、次の繋げトライでそのまま完登。親指を外すという、ほんの僅かな変化が完登へ大きく繋がるクライミングの奥深さを再認識。二段の中でも特に内容の濃い課題で、思考することの楽しさを感じさせてくれた素晴らしい課題でした。めちゃくちゃオススメです!

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藁焼きタタキ 黒潮

最後にご紹介するのは黒潮ボルダーの「藁焼きタタキ」。登ったのは四年前の四国ツアーで、初めて登れた二段がこの課題でした。この岩のオススメポイントは、、、とにかく岩がカッコいい!天を突くようなシルエットによる圧倒的な存在感に一瞬で魅力されました。岩の名前は「明神丸」そのシルエットが船に似ていることからそう名付けられたそうな、、名前もまたカッコいい!肝心の内容はどっかぶりのルーフで、リップまで12手と手数が多いロングボルダーでいわゆる繋げ核心系の課題。当時は経験も浅く岩慣れしていなかった為、かなり苦戦したのをよく覚えています。日没間近ギリギリで完登することができ、岩の上から眺める夕日がまるで完登を讃えてくれてるような、特別な景色として記憶に残っています。僕にとって最高の二段となりました!

Kuroshio Boulder Vol.1/Vol.2

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最後に

今回はスタッフ土谷の印象深かった「二段」三選と題して課題をご紹介させていただきました。まだまだ紹介し足りないぐらい素晴らしい岩はたくさんあります。今後もグレードやエリア毎でまとめてオススメ課題を紹介していけたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。このブログが誰かの岩選びの参考になれば幸いです。

土谷2022/03/02
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