お知らせ
★店長の病気療養経過 - 2016年8月は講習をお休みします

店長の病気療養ため、8月は講習をお休みします
期間:8月1日〜8月31日
講習:「フィジカル強化講習」 「さらに上を目指す講習」 の2つ
ご迷惑をお掛けしますがなにとぞご理解の上、受講の延期などもご検討いただき、今後もグッぼるの講習会をご利用下さい。
今後の治療について 2016/06/24
昨年10/22に先天性の頸椎症性脊髄症による筋萎縮を根治するため手術をしました。感染症による11/13再手術を経て現在は頚椎症に関してはほぼ良好に完治しております。ですが「頸椎症性神経根症」を併発しており、未だに痙攣や痛みは取れておりません。よって登ることも30%程度は復活したもののまだまだ上手く行かない現状が続いています。とにかく痛いのは辛い。それに筋肉も硬直しているため断裂などの事故も起きやすく強度のある課題はまだ不可能です。
さらなる完全復活を目指して頸椎症性神経根症の治療をします。治療には3つの候補を探しました。
- FMT整体・・・筋肉の感覚受容器に「特殊な働きかけ」をし神経圧迫筋を柔軟にし痛みやしびれを軽減。通院のみ。安い。長期間。根治率に疑問。FMT整体
- レーザー椎間板減圧術・・・PLDD法と呼ばれ80%程度の確率で根治。入院なし。20分。保険適用外で高額100万~。伊東くりにっく
- 頸椎前方除圧固定術・・・椎体を削って神経の圧迫を取り除き、セラミックで固定する手術。入院3ヶ月。治っても動きに制限。頚椎前方除圧固定術
上から順に完治するまで試していきます。できれば3の除圧固定術は避けたいと思っています。筋肉の侵襲が激しいのと動きの制限が残るためです。幸い他の治療を試しても痛みや身体への影響は少なく、効かなければ次へ進める事ができるため最良の治療ができそうです。医学に感謝です。2016/11/上旬 海外ツアーを予定しています。スペインかニュージランド。痛みと戦うのは本当にツライですが、希望を持って進めていきたいです。 希望を持って。でも痛いのはイヤです。早くぐっすり眠りたいです。
治療スケジュール
- 2015/10/22 頚椎椎弓形成術 入院14日 3ヶ月運動禁止 骨安定9ヶ月
- 2015/10/25 入院中リハビリ開始 チューブアームカール 高強度指トレ
- 2015/11/03 退院 高強度指トレ 全身スタティックトレ
- 2015/11/13 化膿のため再手術になりました。
- 2015/12/01 退院予定
- 2016/01/04 講習再開 軽い懸垂 高強度スタティックトレ
- 2016/04/上旬 軽く登り込み開始 お客さんと登れます
- 2016/06/上旬 骨安定 完全復帰
- 2016/07/初旬 FMT整体
- 2016/07/下旬 レーザー椎間板減圧術
- 2016/11/上旬 海外ツアー\(^o^)/スペインかニュージランド
サプリメント治療 神経再生に最も効果のあるビタミンB12(メチルコバラミン)
この病気の治療に「ビタミンB12メチルコバラミン」が治療薬として使われます。筋肉再生の際にもかなり効くサプリですが、神経再生にはもっと効果があります。確かに以前から首肩周りの痛みにはB12は効きました。処方量より多めの摂取が良いようです。あとはミネラルバランスのため岩塩ヨーグルトと発汗。傷のために加工食品の保存料を減らすとか身体を冷やさない生姜湯などですね。
ビタミンB12 グッぼるオンライン> http://goo.gl/vRZlTz
病気の詳細 (手術前) 2015/10/20
珍しい病気で頚椎症性筋萎縮症(ギーガン型頚椎症)といいます。肘を曲げる筋肉と肩をあげる筋肉が萎縮する神経圧迫の病気です。クライミングを続ける事はできないばかりか腕が上がらくなります。生まれつき頚椎菅が細くヘルニアなどにもなりやすいためです。決して登り過ぎとかトレーニングやり過ぎなどではなく先天性のものです。ここ5年、この病気のためにグレード更新などはなくトレーナーとしての勉強を重視してきました。手術はリスクが大きく温存しかない感じでした。それは諦めにも近い状態でした。「筋トレにて萎縮を抑える」ことで状態をキープしてきました。これが痛くて死ぬ程ツライ。現在は左右の筋力差が半分となっています。最近になって首回りの痛みや萎縮が進行したためいよいよ脊柱を広げる手術(脊椎弓形成術)を決断しました。減った筋肉が元に戻りはしないが温存は可能らしく、クライミングを続けるために手術を決意。無事に終える事が当面の目標です。
グッぼる運営にはスタッフ2名とアルバイト2名、そしてオーナー(妻)がしっかりお客様とクライミングを繋げくれており支障はまったくありません。登りやトレーニングのアドバイスについても、店長指導のもとスタッフ一丸となってさらに勉強を重ねつつ、皆様の期待にお答えできるよう努力してまいります。「フィジカル強化講習」と「さらに上を目指す講習」は少しの間お休みさせてください。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
トレーニング開始までに3ヶ月、筋力を戻すのに半年は必要。まともに登るには9ヶ月かかりそうです。元に戻す事は難しいので現状維持で痛みがなくなる治療です。ですが高グレードで上を向いてトライが出来るため最高グレード更新も希望を持っています。現在のフィジカルを記録してどこまで戻せるかが鍵です。一番辛いバイセップスパワーは現在8kg1レップ。これを16kgにすればイイわけです。3種8セットを週5のツラいトレーニングから解放されるのはありがたいです。各種講習やセット業務は優秀なスタッフやセッターにお願いできるのでグッぼるの業務にはなんら差し支えございません。むしろ育成や講習の時間は多く取れます。変わらずご愛顧よろしくお願いします。
MRIの画像
手術前 全体的にかなり狭く、圧迫も見られる
手術後 C4C5後方は除圧できてるが前方ヘルニアが見える
現在 ヘルニアの断面
頚椎症性筋萎縮症とは
特殊な頚椎症として頚椎症性筋萎縮症(ギーガン型頚椎症)という病型があります。肩関節の挙上障害三角筋・上腕二頭筋の著明な脱力、筋萎縮。頚椎症性筋萎縮症(ギーガン型頚椎症)は頚椎症の中でもまれな病型で特殊なケースです。人間の脊髄は木でたとえると幹になります。そこから、枝となる末梢神経が出るのですが末梢神経の根本を神経根と言います。脊髄の神経根は前根と後根があります。前根は主に骨格筋を動かすための運動神経線維の束で、脳から骨格筋に動くように指令を届けるための通り道です。後根は知覚を感じるための感覚神経線維の束で、皮膚からの知覚を脳に届けるための通り道です。頚椎症性筋萎縮症は骨棘などで、運動線維である前根、脊髄前角部を選択的に圧迫、それに伴う循環不全により症状が発症します。これは、頚椎の5番、6番レベルで多く障害されます。そのため、頚椎5、6神経の支配である三角筋、上腕二頭筋などに脱力、筋萎縮が認められ肩が挙がりにくくなったと訴えることが多くあります。
頸椎症性筋萎縮症(CSA) 診断> http://goo.gl/bWzQmT
店長はC3 C4 C5 C6 の圧迫による筋萎縮症 ※Cは首骨を上からの数えた数