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マッドロックの最新シューズ!レッドラインストラップをレビューしてみました!

村口2022/08/30

マッドロックの話題の新シューズ!レッドラインストラップをレビュー!

今回はマッドロックで完成度が高いと本国でも人気のレッドラインストラップをレビューしてみようと思います!僕自身が3週間程履いて実際に登ってみた感想ですので、どんなシューズが気になっていた方は是非ご一読頂ければ幸いです。マッドロックのシューズは今まで履いた事がおそらくなかったと思います。遠い過去にもしかしたら履いたかもしれませんが...。何年か前からは、ほぼスポルティバのみとなっていました。しかし来年から殆どのメーカーでシューズの値上げが予想される中、他の選択肢も探しておこうと考え、比較的コスパの良いマッドロックのシューズを調べました。その中で特に気になったものがこのシューズでした。僕がシューズに求める要素は大きく分けると次の4つです。

  1. エッジング(シューズの剛性)
  2. スメアリング(ベタ置き時のフリクション)
  3. フックキング(ヒールやトゥフック)
  4. 耐久性(シューズの寿命)

過去ブログでも紹介しましが、僕はこの上記の要素のバランスはスポルティバのセオリーが一番良く感じています。しかし前述の通り値上がり問題とジム用に楽で柔らかいシューズが欲しかった事からこのレッドラインストラップを試してみました。これがイメージとかなり合い、今ではスポルティバのマントラと並ぶ、ジム履きの主力シューズとなっています。上記4つのポイントのバランスもよく、セオリーに比べるとエッジングにおいて若干劣る印象ですが、スメアリングはやフッキングはそれ以上と感じました。それに履いていて全く痛みがないので快適そのものです。耐久性にかんしてはまだ少ししか使用していないため、まだ分かりませんが、ヒール部分やトウフックラバーなどは剥がれにくそうで長持ちしそうです。マッドロックは他のメーカーと比べると斬新なデザインや形状が多くしかも高性能なのでどのシューズも尖った性能があるように思います。

マッドロックについて

マッドロックは2002年カリフォルニアで生まれた小さなクライミングブランド。クライマーならではの経験とアイデア溢れる才能を持った創業者の創るシューズとギアは、革新的で非常に機能的なものばかり。その人気ぶりで瞬く間に100万ペアを超す生産量に達する一大ブランドとなりましたが、今でも常により良い進化を求め、改良、開発に尽力しています。マッドロックにとって”革新”は単なるキャッチフレーズではなく”挑戦”と同義。常に高品質な素材、最新のテクノロジーを採用してクライマー達にフェアな価格で届けたいとの信念があるブランドです。その為、現在でもフラッグシップモデルでも2万円を切るコストパフォーマンスを維持。クライマーには非常に嬉しいですね。

創世記のボルダリングカルチャーレジェンドの「オビ・キャリオン」プロデュース

最近クライミングを始めた人はわからないかもしれませんが、現在のボルダリングシーンの火付け役となったレジェンドクライマーの一人である「オビ・キャリオン」。若き日のクリス・シャーマ達とカリフォルニアの岩場をバムスタイルで移動しながら登りまくる映像作品の「Rampage」に当時大変な衝撃を受けました。彼らが初登した課題のグレードなどは殆ど出てなかったように思いますが、とにかく登る楽しさや熱さが伝わって来る名作なのでよかったらYOUTUBEで公開されているので見てみて下さい。

マッドロック独特のシューズ形状が凄い!

モデルとなったレースアップモデルが外岩を強く意識したのに対して、その要素を継承しなが、 最高級の素材と最先端の技術を導入し設計を新たに見直された本作は、強傾斜やエッジングだけでなくコーディネーションやスラブ壁、スローパーでの立ちこみにも同時に対応するオールラウンドなシューズに。

ラストとスリングショット、アッパーの進化

クラッチヒールカップと呼ばれるデザインは土踏まずから深く大きくスリングショットに抜本的な変更を加え、よりシューズを密着させ、足を前方のトゥーボックスに押し込み、全体のスパイラルが先端の足位置を押し込み、ミッドソールが無いにも関わらずかなりのエッジング能力を保持。一方で靴全体の柔軟さと、表面に摩擦を増加させる微細な凹凸がデザインが施され、最高レベルのフリクション性能を持つパワーアッパーラバーによりルーフや強傾斜でのトウフックが文字通り「張り付くよう」に掛かります。

マッドロック最高最新のサイエンスフリクション3.0ラバー

サイエンスフリクション3.0は、これまでのどのコンパウンドよりも耐久性に優れ、様々な環境においても高いフリクション性能を実現。この最適なバランスは、新しい配合により高められたコンパウンドの引き裂き強度と形状記憶力を高めることでした。ソール前半はダウントゥー形状のラストを採用しながらも、ミッドソール素材を抜いた「ノーシャンク構造」になっており、ソール自体の薄さとともに備わった柔軟性により足裏・指感覚をしっかり感じる事が出来、極小ホールドからスラブやフリクションの少ない木製ボテのエッジなどの高難度な課題で強い味方になります。

史上最高の3Dヒールカップを全てのクライマーに

正直このヒールは凄いです。これまでのどのヒールデザインよりも優れたフック、スメア、ジャム、ロッキングを可能にするヒールカップでしょう新しい立体成形ヒールカップは、フィット感を向上させ踵をフィックスさせる能力の強化だけでなく、表面に溝を設けることで、ヒールがスリップすることを防ぎつつ、エッジングする事さえ可能にし、まるで指先でカチっているかのようです。このヒールを早く岩場で試したいとウズウズしています。今後、岩場での使用感などもレビュー出来たらと考えています。現状でもかなりの高評価ですが、今後、このシューズを履いていて心底良かったと思えるような体験が出来ると確信しています。レッドラインストラップのレビューをここまで読んでくださってありがとうございました。気になる方は是非チェックしてみて下さいね。

村口2022/08/30
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