岩で目標課題を登るためにあと少し必要なこと

村口2020/11/22

岩で目標課題を登るためにあと少し必要なこと

僕には岩で目標を達成する為にジムで乗り越えなければいけない課題がありました。それは日比野良祐先生作、赤トラバース13a/bを完登する事。基本的に岩でもリードではなくボルダーがメインですが、ジムでは昔からトラバース課題が大好きでした。何故なのかは自分の中でもまだ明確な答えが出ていないのですが、クライミングを始めた最初のジムがトラバースメインだったからではないかと思います。

課題に対しても「出来ない」から「出来る」ようになる瞬間が最も好きな瞬間です。例えそれが完登という結果ではなくとも、それに匹敵する嬉しさがあります。反面、登れるであろうと予測できるルートに対しては心惹かれるものが少ない事が非常に多く、「自己成長感」を得られるルートに挑戦する事が好きだと言えるかもしれません。トラバースのように徐々に積み上げていく過程そのものが、それを感じられるように思います。

ジムでの目標設定によるモチベーションUP

21歳からクライミングをはじめ今年で35歳。約14年以上クライミングやってきて先に述べた「自己成長感」を感じる機会も大分少なくなってきました。昔に比べてクライミングに対しての関わり方も大きく違ってきています。仕事でもありライフスタイルでもあるクライミングの中で成長を感じる瞬間を得たい。それには目標の設定が不可欠でした。岩で自分の限界を超えたクライミングがしたい。それには避けては通れないトレーニングがある。その手段として難易度の高いトラバース課題をトレーニングに組み込みました。それが赤トラバースです。13a/bというグレードは僕には最高難易度です。手数が多いにも関わらず、ボルダーとして3分割したとしても2級、2級、1級ぐらいではないかといグレード感。これは当初、果てしない目標に感じられました。しかしそれ自体が僕のモチベーションとなっていた事に完登した後に気づきました。

足自由の難しさ

トライした事がある人は知っているとは思いますが、赤トラバースは足自由の課題です。手数は僕のムーブで44手ですが、足自由という事もあり人によってかなりムーブが違うのも面白さの一つかなと思います。しかし例えどんなムーブだとしても簡単ではありません。事実、このルートが出来て半年以上経ちますが、現時点で完登者は僕を含めても3人しかいません。足自由というと簡単なイメージがありますが、実際そうとは限りません。足自由が簡単に感じるには様々なムーブを習得しており、かつそれを引き出せる事が必須能力になってきます。何処を使えば楽になるか分かっていなければ逆に難易度を上げてしまう事があります。あくまで僕の主観ですが、昔のクライマーに比べ、今のクライマーはボルダー能力は高くフィジカルはとても強い事が多いが、ムーブが雑な人が多い印象です。逆もまた然りと言えるかもしれません。それは単純にジムの課題の傾向がトラバースと呼ばれる長物ルートからボルダーメインのジムが多くなっていた事がその要因ではないかと思います。それぞれメリット、デメリットがありますが今、伸び悩んでいると感じているクライマーは逆の課題をやる事がその打破に繋がるのではないかと思います。

赤トラバースの真の核心

話を赤トラバースに戻します。このルートの難しい所以は大きく分けて4つあります。

  • 強傾斜が続く
  • ホールドの細かさ
  • レストポイントが少ない
  • 最も悪い核心が最後である

つまり難しいルートの特徴の要素が全て詰まっているという事です(笑)。この課題を完登する事に要した時間はおよそ4ヶ月近く。明らかにトライ当初の僕では厳しいものがありました。ムーブを全てバラすのに3日。それを3分割にするのにさらに1週間。2分割にするにはさらに1ヶ月程かかりました。そこからはひたすらスタートからトライするも、いつも同じ箇所で落ちる事を繰り返していました。これ以上ないというくらいのムーブの洗練度でもヨレて落ちる。根本的に足りないものがあると感じ、そこからは先のブログでも書いたお茶プロテインなどを駆使して減量をしっかりと行い、かつフィジカルトレーニングをみっちり行いました。つまり僕にとって赤トラバースは弛んだ体では登れないのは当たり前で、しっかりカラダを作る事が本当の意味での核心だったと言えるでしょうか。

そして3ヶ月後...。

冒頭に貼っている動画をみて頂けますと分かると思いますが、かなりカラダが絞られているのが分かると思います。実はメチャクチャ頑張りました。その甲斐あってようやく長い長い赤トラバースとのセッションも一区切りを迎えました。今ではアップで登る程仲が良いのは内緒です。

冗談はさて置き、このルートをトライする事で冒頭でも述べた「自己成長感」を得られ、それは単に気持ちだけでなく、カラダ自体をも向上させてくれました。僕にとってこれは「いい課題」であったと胸を張ってそう言えます。こんないい課題を作ってくれたセッターの日比野君に心から感謝しています。ありがとうございました!

そしてグッぼるの基本的理念としての以下の3つがあります。

  • 身体を鍛える
  • ジム課題で試す
  • 岩で達成する

この3つを均等に配分するのがグッぼる流。通過点は達成すべきものだが決して目的を忘れない。より良いクライミングライフのためにグッぼるはこのバランスを保ち続けています。ここで鍛えて達成したジム課題はあくまで僕にとってはですが通過点。後は岩で達成する。これをしっかり成し遂げたいと思います。これを執筆中トライしている課題はフクベにある「ハッチ」。昔からの憧れの課題であり、生涯の目標の一つでもあります。どんなに時間が掛かろうと、絶対に諦めずに達成しようと思います。

村口2020/11/22

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