☆よくある質問 FAQ Q&A
フィッティングとサイズ選び
クライミングシューズは普段の靴よりどのくらい小さめを選べばいいですか?
普段靴より0.5〜1.5サイズ小さめが一般的。初心者は同サイズから、中上級者はタイトに選びますが、長時間登攀では快適性も重視しましょう。
クライミングシューズは履いているうちに伸びますか?
天然皮革は約1サイズ伸びることがありますが、合成皮革・ラバー主体のモデルはほとんど伸びません。
幅広足にはどのモデルが合いますか?
HV表記モデルや Unparallel UPモック、PeroAdra K‑01、Mad Rock Drone HV などが幅広足にフィットします。
細幅の足でかかとが浮きます。対策は?
LV表記やレースアップを選ぶと良好。例:スポルティバ スクワマWomen、スカルパ インスティンクトVS WMN。
甲高でベルクロが届きません。どうすれば?
3本ベルクロやレースアップが有効。Unparallel VIM、La Sportiva Katana Lace など。
偏平足でも快適なモデルは?
フラットミッドソール+低ダウントゥの Evolv Defy や Scarpa Force V が向いています。
ハイアーチの足に合うシューズは?
ダウントゥ+テンションシステム付きの La Sportiva Solution、Scarpa Drago などがおすすめ。
素足かソックスか?
パフォーマンス重視なら素足、衛生や痛みが気になる場合は薄手ソックスでも可。レンタル時はソックス推奨。
シューズ内でつま先が曲がるのは正解?
ある程度曲がるのは正常ですが、痛みがあるならサイズが小さすぎます。
履き慣らしにかかる時間は?
天然皮革で10〜20回が目安。最初は短時間使用で慣らしましょう。
痛みを我慢すべき?
一瞬勝負の競技は別として、日常トレーニングでは無理は禁物。足の変形や炎症リスクがあります。
つま先形に合わせた選び方は?
エジプト型は斜めトウ、ギリシャ型は中央ピーク、スクエア型は幅広ラウンドが合います。
ヒールカップの形状は重要?
踵のサイズに合わせ浅型・深型を選択。浮きや痛みが出るモデルは避けます。
子どものシューズ選びの注意点は?
成長期は快適さ優先で指が動くサイズを。柔らかいキッズモデルがおすすめ。
自分に合うラストを知る方法は?
店頭で複数ブランドを試し、足型に合う傾向を掴むのが確実です。
足のサイズは時間で変わる?
日中むくみで0.5cm以上変化。試着は午後が実使用に近いです。
サイズ確認の簡単な方法は?
つま先軽く曲がり、踵浮かず横ブレ無しで15分立ち、痛みが無ければOK。
同モデルをサイズ違いで使い分けるのはアリ?
短時間ボルダー用タイト、長時間リード用快適と使う上級者は多いです。
痛みが出た時の応急処置は?
冷却・湿布・サンダル開放。ひどい場合は休養し、薄型インソールやプロテクターで予防。
ジムと外岩でサイズを変えるべき?
ジムは着脱多く緩めでもOK、外岩は長時間履くため快適性重視。ただしスメア課題ではタイトが有利。
最新コンペ/ジム用シューズ
コンペティション用シューズの特徴は?
極端ダウントゥ・柔らかソール・広範囲ラバーで瞬間パフォーマンスを最大化します。
コンペ課題に合うモデルは?
La Sportiva Theory/Mantra、Scarpa Drago など軽量柔軟モデルがコーディネーション系に強いです。
ジムで人気のモデルは?
Unparallel Flagship、La Sportiva Solution Comp、Scarpa Instinct VS が定番。
ダウントゥが強いと何が変わる?
オーバーハングで指先押し込みが効き、蹴り出しが強化。ただしスメア性能は低下。
コンペ用を普段練習に使える?
可能ですが摩耗が早いのでセカンドモデル併用が一般的。
ジムに向くソールは柔らかい?硬い?
柔らかソールは足裏感覚◎、硬いソールはエッジングに優れ細スタンス向き。
トゥラバーは必要?
トゥフックやスメア系ムーブで重要。面積と柔軟性が成功率を左右します。
注目機能は?
ノーエッジ構造、サラウンドトゥ、一体成型ソールで感度と軽量化が進化。
トレーニング用おすすめモデルは?
Scarpa Velocity、La Sportiva Tarantula、Mad Rock Remora は長時間練習にコスパ良好。
コンペに理想の足数は?
本番用1・ウォームアップ用1・待機サンダル1の計3足が理想です。
外岩別おすすめシューズ
花崗岩向きモデルは?
La Sportiva Katana Lace、Scarpa Maestro など硬めフラットソールが◎。
石灰岩向きモデルは?
La Sportiva Solution、Unparallel Regulus などダウントゥ剛性高いモデル。
凝灰岩向きモデルは?
Scarpa Drago、La Sportiva Theory など柔らか密着系がスローパーに強い。
砂岩向きモデルは?
Unparallel UP Lace、La Sportiva Futura などノーエッジ+柔らかソールが◎。
チャート向きモデルは?
Five Ten Hiangle、La Sportiva Miura など剛性高いエッジングモデル。
湿気の多い岩場で有効なラバーは?
Vibram XS Grip2 や Unparallel RH ラバーが粘着性に優れます。
真夏の岩場で性能低下?
高温でラバーが柔らかくなりグリップ低下。白色ラバーや厚めソールで対策。
冬の岩場でラバーが硬化?
低温で粘着力低下。元々柔らかいモデルを選び、履く前に温めましょう。
日本の主要エリア別モデルは?
瑞牆: Katana/Maestro、小川山: Hiangle/Flagship、鳳来: Solution/Regulus、豊田: Futura/Instinct VS。
Fontainebleau & Bishop では?
フォンテーヌブローは Futura/Theory、Bishop は Miura/Instinct が人気。
ボルダー・リード・マルチピッチ別の最適解
ボルダリングに最適な条件は?
強ダウントゥ+柔らかソール+高感度。Scarpa Drago、La Sportiva Theory 等。
リード向きモデルは?
エッジング力とフィット感重視の La Sportiva Katana、Scarpa Vapor V など。
マルチピッチ向きモデルは?
フラットレースアップで長時間快適な La Sportiva Mythos、Scarpa Helix 等。
ボルダーとリード兼用モデルは?
Unparallel Regulus、Scarpa Instinct VS など剛柔バランス良好。
ロングルートでの注意点は?
軽量性と剛性持続性。La Sportiva TC Pro が定番。
ジムボルダーと外岩ボルダーでモデルを変える?
ジムは Drago/Theory 外岩は Miura/Hiangle のように分けると効果的。
リードコンペで人気モデルは?
La Sportiva Skwama、Scarpa Instinct VS など軽量スメア重視モデル。
マルチピッチ遠征に複数足持つ?
アプローチ・登攀・下山の3足が一般的。
ボルダーでもレースアップを選ぶ理由は?
フィット調整範囲が広くヒール/トゥフック性能が向上するため。
世界大会で使われたモデルは?
2023 IFSC で Scarpa Drago, Instinct VS, La Sportiva Theory, Skwama などが多数使用。
最新テクノロジーと開発トレンド
注目技術は?
La Sportiva No‑Edge や 3Dラバーで足裏感度とフック性能が向上。
ラバーの種類は?
XS Grip2(柔粘)、XS Edge(硬エッジ)、Stealth C4(万能)、Unparallel RH(耐熱耐久)。
ノーエッジのメリット・デメリットは?
スメア性能UP・感覚向上/エッジング不安定。Futura、Genius が代表。
トゥ・ヒールラバーの進化は?
立体加工3Dラバーでフックの自由度と吸い付き感が大幅UP。
フィット感向上の工夫は?
多層マイクロファイバー、ハイブリッドレース+ストラップ、テンションシステム。
スマート技術搭載例は?
足裏荷重可視化センサー内蔵プロトタイプが研究中。
カーボンプレート使用例は?
Scarpa Booster に軽量カーボンインサート採用。
今後注目素材・構造は?
バイオマスラバー、再生繊維アッパー、高通気メッシュ、動的形状記憶アッパー。
環境配慮型シューズは増加?
So iLL、Red Chili、Black Diamond などがリサイクル素材モデルを展開。
AI活用の可能性は?
足型解析と最適ラスト設計が進行し、個人最適化シューズが期待されています。